抗菌薬の適正使用について
当院では、動物医療における抗菌薬の適正使用について、農林水産省が定めたガイドラインに基づき、慎重かつ適切な処方を行っております。
抗菌薬の適正使用とは?
抗菌薬(抗生物質)は、細菌感染症の治療に重要な役割を果たします。
しかし、不適切な使用(不必要な投与や誤った使用方法)は、耐性菌の増加を招き、将来的に治療が困難になる可能性があります。
そのため、人医療と同様に、動物医療においても抗菌薬の適正使用が求められています。
当院の取り組み
①適切な診断に基づく処方
- 細菌感染が疑われる場合、顕微鏡検査やAI分析を用いて細菌の有無や形態を判断します。
- さらに、培養検査・感受性試験を行うことで、原因菌を特定し、最も効果的な抗菌薬を選択します。
- ウイルス感染症など、抗菌薬が効果を発揮しないケースでは、抗菌薬を使用せず、他の治療法を優先します。
②最小限かつ適切な期間での使用
- 抗菌薬の投与は、必要最低限の期間・適正な用量で行い、不必要な長期投与は避けます。
③第一選択薬の適正使用
- ガイドラインに基づき、可能な限り第一選択薬(耐性菌リスクが低い抗菌薬)を優先的に使用します。
- それでも治療が困難な場合は、必要に応じて第二選択薬を慎重に使用します。
④飼い主様への適切な説明
- 処方時には、抗菌薬の必要性・正しい使用方法について丁寧に説明し、指示通りの投薬をお願いしております。
- 途中で症状が改善しても、獣医師の指示があるまで投薬を続けることが重要です。
飼い主の皆さまへ

抗菌薬の適正使用は、大切なペットの健康を守るだけでなく、将来的な治療の選択肢を確保するためにも重要です。
ご理解とご協力をお願いいたします。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。

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