犬・猫の避妊・去勢手術のご案内
当院は日帰りでの避妊・去勢手術を実施しております。
安全に手術を受けていただくために、予約・検査→手術→自宅ケアの内容をご確認ください。
避妊・去勢手術の流れ
ご予約と術前検査
手術予約
事前にお電話またはご来院にてお問い合わせください。
術前検査
※手術の2週間前~1週間前
全身麻酔・手術の安全性を確保するため、術前検査を実施します。
- 食事制限:朝ご飯を抜き、絶食の状態でお越しください。
- 検査内容:血液検査(生化学・凝固系)、レントゲン検査(気管・肺の状態確認)など。
- お預かりの可能性:診察状況によっては半日お預かりすることがあります。
- 検査結果のご報告:検査後6日以降~手術前日までの間にご来院ください。手術に関する注意事項もご説明します。
STEP
1
手術当日の流れ
①来院(午前10時まで)
- 手術当日の飲食に関しては、獣医師の指示に従ってください。
②手術前の準備
- 入院室で温度・酸素濃度を管理しながら待機。
- 血液検査(CBC、電解質などの最終確認)。
- 緊張しやすい子には鎮静を行い、ストレスを軽減。
③麻酔導入と準備
- 手術前の鎮痛処置・麻酔導入。
- マスク酸素吸入を開始し、心拍数・血圧・酸素飽和度(SpO2)をモニタリング。
- 必要に応じて血圧管理のため循環作動薬を使用。
- 十分な鎮静後、気管挿管を実施し、吸入麻酔で維持。
- 手術部位に皮膚局所麻酔を使用し、術中の痛みを軽減。
- 去勢手術では精巣ブロックを実施し、術中・術後の痛みを軽減。
④手術
- 避妊手術(子宮卵巣摘出)・去勢手術(精巣摘出)を実施。
- 出血を最小限にするため、超音波メス(ソノサージ)や電気メスを使用。
- 避妊手術では術後鎮痛のため、腹腔内ブロックを実施。
- 縫合方法(手術内容により異なります)
- 避妊手術(犬・猫):腹腔内は縫合糸を使用せず、皮内・皮下・腹筋の縫合は吸収糸を使用。皮膚は非吸収性の糸で縫合。
- 去勢手術(犬):皮内・皮下の縫合は吸収糸を使用。皮膚は医療用接着剤で閉創。
- 去勢手術(猫):医療用接着剤のみで術部閉創。
⑤手術後のケア
- 循環・呼吸状態をモニターしながら気管チューブを抜管。
- 術後スキンケアを実施し、術後服を着用。
- 痛み止めを追加投与し、入院室で温度・酸素濃度管理のもと覚醒。
- 術後の嘔吐や異常な痛みがないか慎重に観察。
- 退院前に術部の出血・腫れ・痛みを確認し、異常がないことを確認。
⑥退院(19時ごろ)
- 軽い散歩は可能ですが、激しい運動や汚れる環境は避けてください。
- 食事は普段通りで構いません。
- 自宅での術部消毒は不要です、専用ウェアもしくはエリザベスカラーを着用。
- 手術翌日から2~4日程度、痛み止めを服用。
- 皮膚疾患や基礎疾患がない限り、避妊去勢手術では抗菌薬を使用しておりません。
抗菌薬の適正使用について - 退院後24時間は食欲・排尿・排便のチェックをし、異常があればご連絡ください。
- 術後の自宅ケア中も、できるかぎり普段の生活に近い状態で過ごせるように配慮しております。
STEP
2
術後の経過とフォローアップ
自宅ケア~抜糸までの目安
- 避妊手術(犬・猫):術後10~14日間、専用ウェア着用の後、抜糸のため来院。
- 猫の去勢手術:術後1~2日間、エリザベスカラー着用のみ(抜糸・再診不要)。
- 犬の去勢手術:術後7日間、専用ウェア着用のみ(抜糸・再診不要)。
再診(術後10~14日後)
- 避妊手術:抜糸のためご来院ください。
- 去勢手術:再診の必要はありません。
STEP
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当院の麻酔・疼痛管理について
- 術前検査やこれまでの経過から、患者ごとに最適な麻酔・疼痛計画を策定。
- 安定した麻酔管理を目的に、積極的な鎮痛と血圧管理を行っています。
- 麻酔中のバイタル変化に素早く対応できるよう、症例毎に循環作動薬を事前準備。
- 各種鎮痛薬や局所ブロックを活用し、術後の痛みを最小限に抑えています。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
※ 本内容は、健康状態に問題のない若齢期の避妊・去勢手術を想定しています。

〒599-8126
大阪府堺市東区大美野159−8
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診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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受付 9:00-12:00 / 16:00-19:30
(休診日:木曜日・年始)

